下の画像は個人的には目がチラチラする煩わしさより、ある種の不快を感じるのだが、メモが分かりやすいので掲載してみた。こんな服をなんと呼べばいいのだろうか。



 まずなにが起こっているかを説明しよう。すそがまくれ上がっているが、実は彼女がたくし上げているのではないのだ。
 すそ部にはニッケルとチタンの合金であるNitinolという金属が細い糸になって縫い込まれている。このNitinolは温度で形を変える、いわゆる形状記憶合金だ。異なる温度で異なる形になるようあらかじめプログラムされており、これまた縫い込まれた電子基盤と再充電可能なリチウム電池のおかげで、すそが上がったり下がったりするのだという。
 ただ着ている人の意思とは無縁の動きをするのだ。
「たぶん服にそうあって欲しいと思うような動きはせず、思いがけないときに思いがけない動きをするだろう」というのが開発したカナダの研究者の見解だ。
 研究者の思惑がどこにあるのか、いま一つ分からないのだが、世に登場してしまった以上、この服に名前を付けねばならないだろう。
 ということで考えてみた。
院長  「なにかと不満がある」
スタッフ「ふむふむ」
院長  「だから”不服”というはどうだろ」
スタッフ「若い子だったどうなんですか」
院長  「そりゃ服に従うしかない」
スタッフ「いわゆる服従ですね」

ネタ元
A frock with a mind of its own

“服” への2件の返信

  1. いや、どうせなら、もっとたくし上げるようにプログラムしてよ。

  2. itikamatさん>
    はじめまして。いちかまちかでコメントいただいのですね。
    itikamatika さんの略でいいんですね。

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