年間パスポート

市報によると、市にある石炭記念館で年間パスポートが発行されるらしい。



このパスポート、さまざまなことを想像させてくれる。
まず一般にかぎってはコストパーフォーマンスがきわめて高い。ネットでざっくり調べるとTDLで1日パスポートが6400円 年間パスポートが53000円、USJでそれぞれ6400円と18000円。すなわちTDLは8回以上、USJ は3回以上行かないと元が取れないのだ。しかしこのパスポートは2回で元が取れる。
だが高校生以上の学生となると4回行かないと元が取れない。市民にそんな不公平を強いることはありえない。もし学生さんがレポートかなにかのために頻繁に石炭館に通っているような状況があればきっと学生を対象としたパスポート、料金を想定すると一般が100円の2倍だから学生さんは50円の2倍、つまり年間100円のパスポートが登場してくるはずだ。
だからたとえば郷土の歴史家などのきわめて炭鉱に興味のある一般の人が石炭の歴史について調べるため、足繁く通うのを不憫に思ったスタッフが思いついたパスポートなのだろう。
実物はどんな代物なのだろう。なにせ一年間持ち続けなければならないのだ。通常のチケットより上質の素材で出来ているのだろうか。通常のチケットと区別するため、ひとまわりぐらいは大きくしてあるのだろうか。
いずれにしてもパスポートを発行するとなると新たな出費を伴うことになる。
とても高いとはいえない入場料だ。収入もたかが知れているだろう。それなら普通のチケットを用いて安上がりに対処できないだろうか、と老婆心ながら考えてしまった。
たとえば入場のたびに同じチケットに日付を押して行って前回と前々回の来館日が1年以内の間隔であれば無料ということにすればことは済むのではないか。でもこのアイデアでは今回の来館日と前回の来館日の間隔が1年以内であれば、そのチケットは永久に無料で仕えるということになる。
ということで新たな出費を強いることない他のやりようがないか考えていたが思いつかない。
そうか、だから年間パスポートは年間パスポートなのだ、と感心してしまったが、きっと購入することはないと思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。