個人情報

仕事柄、個人情報の管理には気を使っているが、ある教訓が得られるような症例があったので、注意深くメモする。

患者は中年の男性。
以前から腰痛があったが、一進一退を繰り返しており、数か月前からかなり強くなったというので、昨日MRIを撮ったところ軽い腰椎ベルニアがあった。

数年前にはランニング中に急に強い腰痛のため一時路上に倒れるように横になったことがあるという。本人いわく「もしクルマが通っていたら轢かれていたかもしれない」
それほど重要なサインがあったのに、なぜそのときに整形を受診しなかったのか、不思議でならない。きっと自分だけは大丈夫という安易な考えがあったのだろう。

診療をしていて、腰痛に限らず、やっかいな病気の場合でも、この手の患者が多いという印象がある。

人はいつでも病気になる。とくに年を重ねた方はなにか症状があったら早めに病院へいくのが一番なのだ。

ということで、分かりましたか、院長。