二十の扉

20door
「二十の扉」というゲームがある。ある人が頭に浮かんだものをほかの人がいろいろな質問をして当てるというものだ。ただし質問の回数は二十回までで、質問された方は、「はい」か「いいえ」でしか答えない。それまでに当てることができたら質問者の勝ち、ダメだったら負けになる。
 どうもテレビが普及する前に、アメリカから持ち込まれたクイズのようだ。


 やったことのない人のためにヴァーチャル「二十の扉」をやってみよう。
 回答者は院長で、ビールを心のなかで思い描いたとする。質問者はカミさんだ。
質問者「それは口にする物ですか?」
院長 「はい」
質問者「それは飲み物ですか?」
院長 「はい」
質問者「それは泡立つものですか?」
院長 「はい」
質問者「”ビ”で始まるものですか?」
院長 「はい」
質問者「それは毎日二本までと決まっているものですか?」
院長 「いいえ」
質問者「3本目は隠れてこっそり口にするものですか?」
院長 「いいえ」
質問者「ビールじゃないんですね」
院長 「はい」
 事態がまずくなったらこうして密かに答えを変更することも可能だ。もちろんルール違反だ。
 だがこうしたリスクを犯しても、追求の手は緩まない。
質問者「こっそり答えを変えてるんじゃないですか」
院長 「いいえ」
質問者「毎日飲むものですか?」
院長 「はい」
質問者「ビールじゃないんですね」
院長 「はい」
 まだ質問が10近くも残っている。”ビ”で始まる泡立つ飲み物はなんだ?残りの質問が終わるまでに思いつかねばならない。
 ”苦渋の扉”は続いていく。

(以下のリンクは切れているようです。上の画像にあるようなダースベーダーが出てきていろんな質問をしながらプレイヤーの考えているものを当てるというものでした。日本版のものを探してみるとこんなものがありましたのでよろしければどうぞ。 ’06年11月追記)
ちなみにこの偉大なヒマつぶしゲームは、未来永劫あり続ける。たとえば宇宙戦争が行われるような時代になっても。ここを見ればそれを理解できるはずだ。
ということで、ゲームについてちょっとだけ説明を。
上の画像がスタート。思い浮かべる物を画面にあるother(その他) animal(動物) vegitable(植物) mineral(無機物) unknown(未知のもの)のなかから選択。
次々と出てくる質問に答える。答えは”二十の扉”と異なり、yes,no,depends(ケースバイケース) sometimes(ときどき) maybe(たぶん) irrelevant(見当違い)から選択。
辞書を引けば質問に出てくる単語はまず分かるはずッス。質問の回数が二十を過ぎても訊いてくるぞ。そのうちドンピシャ答えをいってくるぞ。
やってるとゲーム以外にもオモロイことが起こりまっせ。

“二十の扉” への2件の返信

  1. なんで当たるんかなぁ~!?ココロが読まれてこわいです!王様は夢にでてきそう…
    院長は1問も質問しなくてもソワソワした行動ですぐ当てられそぉですが(^^;

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