ハト

 今日近くの公園でランニングをしたんだけど、そこにいたハトさんたちがいやに人に慣れていて。すぐそばを走っても逃げようとしないわけ。まぁ別にこちらも危害を与えようとか考えてないし、楽しいなとか思いながら周回していたのね。


 で、何周目かのとき、二羽のハトさんが地面に座り込んで、じっとお互い見つめ合っている状態に出会って。ほんとクチバシとクチバシがほとんど触れ合うぐらいの距離で向かい合っているのでして。
 一周5分ぐらいかかるんだけど、またその場所に戻ってきても同じ状態でじっと見つめ合っている。少しいじわるして50cmぐらいそばを通ったんだけど、まったく無視されて。
 きっと恋の真っ最中だったんだろうな。
ハトぽっぽさんたち、ハート、ぽっぽってわけね。
 で、もしいじわるの度合いを上げ、もう少しそばを走ってたらやっぱり驚いて飛び立ったんだろうと思う。そのときはそのハトさんたちきっとこう憤慨するんだろうな。
 このハトでなし ってね。

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