サイドカー

 やはり昨日はメモできませんでした。ツールド国東の打ち上げのお酒のせいだけじゃなく、そもそもパソコンが見あたらなくて。
 で、昨日メモしようと思ったこと。もちろんツールド国東の報告なんだけど。


 この自転車レース、コースがいくつかに分かれていて、ボクが参加したのは120kmのBコース。他にも160kmのA、60kmのC、30kmのDコースがあり、9時を最初に10分刻みにスタートを切っていく。コースは一部同じところを通るようで、のんびりと走っていると、途中で10名程度の集団が疾風のごとく横を走っていく。ヘルメットのゼッケンの色を見るとDコースの人たちで先頭集団みたい。とたんに闘争心があおられ、ぼちぼち路線から急遽競技路線に変更したわけで。
 時速50km近くは出てたんじゃなかろうか。途中、道路事情の関係で主催者側が一列走行を指示しているところがあり、そこでその集団は一時ほどけたんだけど、足がつりそうになっていてこれ幸いにと、集団とはさよならをした。7,8kmぐらいの距離だっただろうけど、あたかもツールドフランスの選手の気分を味わったしだいでして。
 で、それからまたぼちぼち走行でいっていると、男性がバイクを運転し、女性がサイドカーに乗ったペアが横をさっそうと走り去っていく。昨日は晴天で、女性の髪は風でなびき、ほんとに気持ちよさそう。ああ、そういう風に国東を楽しむ人たちもいるんだと、だんだん疲れてきていたせいもあって、ちょっぴり自動二輪へのあこがれに傾く。
 でもね、しばらく走っていると、そのサイドカーが道路の右側に止まっているではありませんか。少し登りになっていたため、ゆっくりとお二人の様子が観察できる。どうもエンストしたらしく、男性がイグニッションキーをまわすも、エンジンはブルンと一回鳴っては、また止まるのを繰り返すだけ。女性もサイドカーから降りてバイクを押してはいるものの、あきらかにめんどくさそうな顔。
 ああ、そうか。自動二輪は故障することもあるんだよなぁなどと当然のことを実感する。
 やっぱ、めんどくサイドカーより、足がツールド国東の方がいいよなぁ、と気持ちを切り替えルンルン気分でゴールを目指していったわけでして。

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