エネルギー



 ときどきダイエットを強行することがある。トライアスロンのレースに出るためだが、今年は育爺に徹しているため参加できずダイエットとは無縁な生活を送っていた。
 だがそのツケが回ってきたようだ。日増しに出てくるお腹の影響で腰に痛み出たのだ。これではいけないと再びダイエットに突入したが数週前のことだ。
 
 朝は牛乳コップ一杯、昼は1本100キロカロリーのカロリーメイトを4本、つまり400キロカロリーを摂り、夜はカロリーを気にせず食べるというもの。我流とはいえおかげで体重は順調に減ってはいるが、やはり昼間の空腹感が押さえきれない。そんな飢餓感が以下の記事に目を向けさせたのかもしれない。 


 今年のあるコンテストで一等賞を取ったMITの学生のアイデアがある。人の動きでエネルギーをつりだそうというものだ。
 人の足の圧で少しへこむ特殊なブロックを床の下に敷く。そのブロックが擦れ合う力を電気的なエネルギーに変換する。たとえば看板をライトアップするようなこともできるという。
 「自分たちの動きがエネルギーを生み出しているということを直接分かってもらいたいんだ」とはその学生の言葉だ。
たとえばロックコンサートの舞台に配置することも可能だ。「そうなればノレばノルほど音がでかくなるかもよ」と学生は語る。
 一歩の動きでは二個の60ワット電球を一秒だけ光らせることしかできない。だが何千歩という数が生じる雑踏では、たとえばおよそ3万歩で少しだけだが電車を動かす力を得ることもできるのだ、ってなことがネタ元で述べられている。
 大変おもしろいアイデアだ。夏休みの宿題でどこかの小学生がすでに提出したアイデアかもしれないが、そこはMITの学生、ちゃんとハードにも言及している。(写真がそのシステムらしいのだが、どうもさっぱり分からない)
 それはさておき、”一歩の動きで二個の60ワット電球を一秒だけ光らせることができる”という記述が気になった。この数値から一歩の動きにどれほどのカロリーが必要なのか、ふと考えてみたくなった。
 ワットとは一秒あたりに消費される電気エネルギーのことで、ワット=ジュール/秒だ。ジュールはエネルギーの単位で、二個の60ワット電球の120ワットは120ジュールだ。もちろんネットで検索してからメモしているので間違いない。
 一方、カロリーとは熱エネルギーのことで、昔から断りもなく 1 カロリー = 4.18 ジュール と決まっている。
 つまり120ワットに相当するカロリーはおよそ30カロリーということになる。
 人の一日の消費カロリーはおそよ2000キロカロリーつまり200万カロリーだから30カロリーとはやはり微々たるものだ。とはいえ大勢の人がツカツカとやってきて足で圧をかければ、それは大きなエネルギーになる。
 当たり前といえば当たり前のことだ。
 きっと夏休みの宿題で提出した小学生もこのことに触れていることだろう。だが所詮小学生、この事実に名前をつけることは思いつかなかったはずだ。
 ここは大人として、ちゃんとお手本を示さなければならないだろう。
 大勢の人がツカツカとやってきて、やがて彼らはエネルギーを生み出す仲間になる。
 この現象を大ツカのカロリーメイトと名付けたい。

 あぁあああぁあぁぁぁ、ハラ減ったぁぁぁ。

ネタ元
‘Crowd Farm’ Converts Footsteps into Electricity

“エネルギー” への3件の返信

  1. ダイエットされてるんですね。。巷では、ビリーズなんてろが流行っているみたいですが・・・。私も、ダイエットしてますが、自分に勝てない愚か者です・・・。ちなみに私は、夜を減らしているパターンです。

  2. 最後のダジャレ、吹き出しちゃった(^o^)ノ
    そして突然、外国人の友達がカロリーメートの箱に書いてある
    「balance food」の文字を見ながら、人差し指立ててその上に箱を乗せ、
    「バラ~ンスフ~d」と、箱のバランスを取ってたのを思い出しました。
    発想の転換って、面白いですね。
    けど、ダイエット。。一つ前の記事見せて貰ったかぎり、
    そんなに太い感じには見えないのですが、人それぞれのベスト体重ありますからね、、。
    無理せず頑張って下さいね。(そして、子供さん達カワイイですっ☆)

  3. あすかのふるさん>
    夜減らすダイエットですか。ダイエットは朝飯前ですか。
    ジャスミンさん>
    おもしろい外人さんですね。fast food店に行くと食べ物をサッと投げられるのでしょうね。

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