屋外で使うもの-たとえば双子用のベビーカーや自転車の類-が少し整理しきれなくなったため、カミさんが物置を買ってこいという。
ハイと素直に郊外のショッピングセンター物置展示場へ足を運んだのはいいけれど、一体どんなやつを選べばいいのやら。
いつの日かカミさんから手をかけられたとき、このおやじの遺体を密かに隠せる物置を選べ、といわれるのならまだしも、基準が定かでない。
ということで物置に貼ってある宣伝のチラシを頼りに見て回る。
一番目に付いたのはTVでもおなじみの”100人乗っても大丈夫”、というもの。なるほどなるほど、他社のものとは違い丈夫に作られているのね、と納得しかけたのだが、ふと疑問が湧いた。
このセリフ、日々の診療で院長が患者にうそぶく、”大船に乗ったつもりで”の類じゃないのか。
いろんな病気に対して院長が知らないその病気のことを語らず、”大船”という言葉を持ち出して患者を安心させているのと同じではないのか。
そもそも、物置という箱モノを評価するとき、何人乗ったらつぶれるか、という視点は正しいのだろうか。物置に自転車を100台入れても大丈夫とか、物置の壁にベビーカーを100回ぶつけても大丈夫、というのが正論ではないのか。
でも、ふとこんな考えも頭をよぎるのだ。
箱モノ行政に、天下りが百人乗っても大丈夫、なんてのもおもしろいかな、って。
いずれにしても、せめて遺体を隠せそうもない物置を探し続けた土曜の午後だった。
私もあのCMには疑問を持ってた所でした~(^^;
本当に社員さんが、100人乗っていらっしゃるようですが、
インパクトあるものの、使用感は全く分からないですもんね(笑)
・・・って言っておりますが、ウチにも仕事場の駐車場に
主人用車1台分の「178」があります。
100人入れるかどうかは分かりませんが、
空きスペースに、かなりの荷物が詰め込まれているようです。
(おそろしくて、ちゃんと見たことはありません 汗)
なにがあるか分からないなんて物置ではないですね。それは物騒庫という倉庫です。