慰問

 宮古島の話。レースの翌日、昨年に続いて今年もトライアスロンの仲間と知的障害者施設へ慰問することになった。昨年は、仲間6名とその施設のスタッフの方1名、計7名で水泳パンツひとつの姿で、イスにすわって見てくれている40名近くの通所者のまわりを、最初は泳ぐ格好で次に自転車に乗る格好で走り回り、最後はランの競技を実演し自転車の転倒や抜きつ抜かれつを演じ、結局最後はスタッフの方が優勝という仕込みをやり、大いに受けた。園のお返しは、スタッフの方2名が入った通所者の方10名近くの、とても勇壮で荘厳な琉球太鼓を披露していだだいた次第で。


 昨年は初めてのことで、その場の思いつきでやったんだけど、今年はどうせなるなら誰か考えようよと、ボクの方から1ヶ月も前から発信していた。仲間の居住地は大牟田や大阪や高知やとバラバラで事前に一緒に話し合うことはできないんだけど、いつのまにか言い出しっぺのボクにお鉢がまわってきていたわけで。
 で、ボクが嘱託医をしている直方の同様の施設のスタッフの方に相談したら、そこの通園者が「テツandトモ」の”なんでだろう”はどうだろうかとのアイデアを出してくれたとのこと。なかなかおもしろうそうと、さっそく飛びついたしだいで。
 ちょこっと考えたとても単純な”なんでだろう”を今日スタッフに披露したら、かなりウケた。でもこれをやるのは恥をかきすて、”なんでだろう”などと考えずにやることが必要だと気づく。
 明後日会う仲間はこのアイデアを受け入れてくれるだろうか。
 大阪仲間A「えー、そんなんやんねん。ちっと恥ずかしおまへん?ちょと無理ちゃいまっか」
 高知仲間B「良いアイデアだと思うろー。でもぼくも少し恥ずかしいと思うろー。やれるか心配ろー」
大牟田仲間C「みてはいよ。ぴらーとこげな風にするちゃ。でもやっぱり恥ずかしかね。やっぱやるとね」
   院長 「じゃあ、聞きますけどボクらはなんですか」
   仲間A「鉄人ちゃうねん」
   仲間B「鉄人ろー」
   仲間C「鉄人ばってん」
   院長 「そして仲間でしょ」
 仲間ABC「そうか、テツジンandトモね」
 多少の誇張はあるにしても、仲間が集まればそうとうにアクの強い方言が飛び交っているのは事実。こんな風にうまくことが運ばなければ、いっそのこと、普段の会話を披露することを提案しようとも思っているわけで。

(付記)
明日からしばらく、メモできればダルマさんにメモしますよって、ときどきピラーと見てくらはいよ。よろしゅうたのんますろー。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。