公衆電話

キッズ向け公衆電話の使い方のシミュレーターがあると知ったので、さっそく覗いてみた。
NTT東日本が作ったもので、迎えに来てくれるおばあちゃんに駅から電話するとか、そのおばあちゃんが公園で具合が悪くなり救急車を呼ぶとか、いくつかのシチュエーションを設定し、画面上で公衆電話を探し使い方を質問形式で学んでいく作りになっている。

登場するのはボックス型の公衆電話で、まず最初の質問は、ドアの開閉は押すの?それとも引くの? だ。

”引く”が正解なのだが、なるほどキッズにはなじみのないドアかもしれない。

このタイプのドアは結局、前後に加える力が折りたたまれることによって左右に変換されるわけで、よくできているなと感心するのだが、我が家のクローゼットもこのタイプのドアで、大人の院長でさえ開け閉めのとき、いまだに違和感を覚える。

きっとNTT東日本の担当部署でいろいろ議論がなされ、キッズのためにはこのドアの説明もした方がいいとの結論にいたったのだろう。

ところでシミュレーターでは、プログラムのバグかと思わせるほど、なかなか公衆電話が出てこない。これではキッズもすぐに飽きてしまうだろう。

もっとも現実社会でも公衆電話はなかなか見つからないから、それを体験してもらおうとの配慮なのかもしれないが、だったらそもそもこのシミュレーターの意味はぐぐっと低下するような気がするのだが。