今日は久しぶりに野外での自転車の練習をした。予報では降雨の確率が高かったので、近くの周回コースをしばらくやっていたが、天気はなんとか持ちつづけたため、それではとバイパスに繰り出す。片側2車線のまぁまぁ広い道路で、距離も起伏もけっこうある。がんばるときは、そこを周回するのだが、今日は近くでやっていたこともあり、1往復に止めようと考えていた。折り返し地点まで数キロあたりだったろうか、反対車線を進む電動自動車に乗っているおばあさんとすれ違った。こう書けば別に変哲もない話だろうが、この車、実は2車線の中央線側を通っていたのだ。
それから数十分ほど経って折り返し地点から戻っているとき、前方の登り坂に、またその乗り物が見えた。速度はきわめて遅く、後続車は車線変更して追い抜いている。登り坂で追いつき、ようくその女性を観察することができた。年は70前後だろうか、水タマの服を着ておられ、顔もはっきり見ることができたが、しっかりした方のように見受けられた。前のカゴには20から30Kgのお米が乗せてあった。道路の端は確かにでこぼこが多く、二輪の自転車であればなんとか平坦なルートを取りながら進むことができていたが、4輪の電動自動車で、かつ重いものを前に積んでいれば、ひょっとしたら端を通るのはかなり運転しずらいのかもしれない。
それでも中央線側を通るのは、やはりムチャだよなぁ。せめて端でなくてもいいから、路肩よりの車線を通るという発想はできなかったのだろうか。練習が終わった後、良きにつれ悪しきにつれ、この方からなにか学ぶべきものがあるような気がして、ずっと考えていたが、分からない。
渋滞の原因のボトルネック現象を改めて認識することなのだろうか、とも考えたが、どうもしっくりしない。ただ、坂道の頂上あたりにあの乗り物があったら、頂上付近に来るまでは、後続車からは死角になり、追突される危険がかなりあったような気がする。タマつき事故に注意しましょうということでもないしなぁ。