最近歯痛に悩まされることが少なくなったと喜んでいたが、よく考えると歯そのものが少なくなっている。
それでも残った歯がときどき痛むので、そんなときは近くの歯医者に駆け込む。
歯の治療というのはいやなものだ。治療中突然やって来る痛みにはホトホト参ってしまう。
治療をやってくれている歯医者に文句のひとつでもいいたくなるが、それを正当化すると、うちのクリニックに来る患者からこちらが攻撃を受けることになるのでこらえている。
そんな歯医者に通う患者の心理を学べるよう日本の研究者がロボットを開発したという記事があった。
写真の口をあげている女性ヒューマロイドがそうで、”シムロイド”と名付けられている。身長160cmのこのロボットは治療がまずいと「痛い」と訴え、ドリルの振動で眉を寄せることもできる。
ご覧のように見た目はかなりリアリティあふれるロボットで、ちなみに胸にはもし不穏当に触られたときのために、その軌跡を追うセンサーを有しているらしい。
日本医科大学の教授は、「治療技術は重要だが、患者であるということはどういうなのか感じることは同様に重要なことだ」と研修医のためこれを導入した、ってなことがネタ元で述べられている。
ロボットで患者の立場を学習させるという視点はおもしろい発想だ。だがロボット開発の研究者が見落としていることがある。
痛いという言葉と眉を寄せる表情だけで患者の気持ちを捉えることができる、と研究者は考えているようだが、重要なことが抜け落ちているのだ。
患者の気持ちを理解できるのは、やはり患者の目を通してしかない。
うちのクリニックを見ればよく分かることだ。「こんなクリニックに来て失敗した」「こいつに体を預けていいのか?」「こいつアホか?」、そんな患者の気持ちなど患者の目を見ればすぐに分かることだ。
だからロボット研究者にお願いしたい。
胸のセンサーも院長のような研修医には必要なものだろうが、ほかにも備えておくべき機能がある。研修医が注目できるようなロボットの目だ。
ロボットの目は涙目でもいい、怒りの目でもいい、呆然とした目でもいい、とにかく研修に訴えることのできる目を持ったロボットを作って欲しいのだ。
いろんな目を見て研修医は考えるだろう。患者はどういう気持ちでいるのか。
そして初めて気づくはずだ。どんな目に出会っても、つまりは痛い目に会っていることを。
ネタ元
Humanoid robot teaches dentists to feel people’s pain
痛くって涙を流してるとサッと布を顔にかけられて隠されましたよ~!!
今日のニュースは79点!
先にホントのヤフーニュースで見ちゃったので驚きが少なかったのです・・・
歯医者に行っていつも悩むことがあります
診察台に乗るときはスリッパを脱ぐべきか・・・
足がつかないほど長い診察台で ほぼ水平にされるので
y さん>
虫歯の治療に行って無視場を作られたということですね。
うめさん>
悩みます、確かに。スタッフもなにもいわないし。
ベッドなのかイスなのか、はっきりしないのがいけないのでしょうね。