秘話

 今日知り合いの人から、ホームページを見てるんだけど、どこから見始めればおもしろいのかとメールが入った。うーん、そういわれると返答に困るところが、まことになさけない。
 大体、こんなもの、夜のヒマな時間をどう潰そうかと考えたゆえんのもの。そんなものにあらためて人様に勧めるようなおもしろいものなど、あろうはずもないような気がする。
 それでもHPに訪れていただいている方々に、なにかお伝えしようと日々メモを続けているわけだけど、今日はあまりネタなし。それでこのくだらんHPの設立秘話を。


 暇つぶしとはいっても実は、HPを作ろうと決意した日は、はっきりしすぎるぐらいはっきりしている。そんなの当たり前だといわれれば、それまでだけど。でもHPを作っている人たちの中で、思い立った日がはっきりしている人はどれくらいいるのだろうと思うと、そう当たり前のことでもないような気がするんでして。
 それまで漠然とHPのことを考えていたのは事実。でもモチベーションが湧かなくてそのまま。で、昨年の11月の4日の朝。なにをトチ狂ったか、夢で見ていたあるアイデアを綴るためにHPを作ろうと目覚めたとき決めたわけでして。
 HPの知識はほとんどなかったため、その日から図書館から関係書を借りて勉強を始め、今日にいたってるんだけど、その話ってのがこう。
 国籍不明の男の子がギターを持って放浪している。で、出会った人がそのギターを手にして奏でようとするんだけど、心のきれいな人が弾いたらたどたどしくても美しい音を奏で、そうではない人が手にすると聴くに耐えない音を出すというもの。
 でもいまだに一行も書いてないし、こうして手の内を明かしたことは、きっと深層心理では書く気がないのだろうな。
ギターをもったジョルジュ「院長先生もギター弾くんですか」
    どこかの国の院長「そうなんだよ」
       ジョルジュ「じゃあ、これを弾いてみてください」
院長は差し出されたギターを手にして、弾き始めた。ジョルジュはじっと耳を澄ましている。弾き終えた院長はジョルジュの顔を見つめる。そしてジョルジュはこう語る。
       ジョルジュ「たどたどしいし、聴くに耐えないですね」
 あー違う違う。こんなんじゃない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。