花見

安倍さんの昭恵夫人の写真が週刊誌で取り上げられている。
会合のはじめか、おわりか、あるいは途中かは不明だが、いずれにしても写真を見る限り楽しそうな集まりである。こんな会合を、花見というのではないのか、と素朴に思うのだが、でも違うらしい。


国会で質問された安部さんは、「写真について説明を受けたが、都内のプライベートなスペース、レストランであったということで、知人と会合を持った際に桜を背景に記念の撮影を行ったということだ。東京都が自粛を求めている公園での花見のような宴会を行っていたという事実はない」と答弁したとのこと。

かなり無理がある弁のような気がする。なぜ素直に夫人の節操のなさを非難しないのだろう。

思うに、安倍さんも分かっていたことではないだろうか。
夫婦の会話のなかで、昭恵夫人が「あれは花見じゃなく、会合だったのよ」などという言葉を、きっと疑問をいだきつつも夫婦愛というきわめてプライベートなモチベーションのなかで、その言葉を無理やり消化されたのだと推測する。

中国での花見は桃の下で行われると、学生のとき教わった。そしてその中国に「梨花に冠をたださず」ということわざがある。

この梨とは「すもも」のこと。

ご夫婦で会話されたときのご主人としての安倍さんの心境はきっと「梨花に歓? 無理を正さず」だったのだろう。