非核化

米朝の合意ができなかったと、夕方からのニュースは大きく報じ続けている。
物理の力学にも弱いが、政治力学にもとんと通じていない。それでも北の体制は個人商店だとわかる。その店主が列車ではるばるベトナムまでやってきたのは、経済封鎖がそれそうとうに堪えているからだろう。

でも核を手放すかそうでないかは、店主の気分しだい。
そんなことはないことはきっと、だれもが分かっているはずだ。それでも非核化交渉にやってきたというのは、ある意味、店主の行動は、一か八か、に映る。

そもそも「一か八か」の語源はなにか。ググってみるといくつかあるようだが、気に入ったのはサイコロ博打の「丁半」に由来するもので、一 は ひ、ふ、み、と数える一ではなく、丁の上の形の一、また 八 は半 の上の形の八(これは逆になっているのかな)に由来するというもの。ふむふむ。

ということは一か八かよりもさらにむずかしそうに見える、一か九か(この 一 は、やっぱり ひ、ふ、み、じゃないとね)ってこと?などとバカな疑問を抱きつつも、一方のアンクルサムの支離滅裂な記者会見を眺めながら、世界の行く末を案じるのであった。