ハッカー


もうすぐ幼稚園へ通うようになるお前たちに忠告がある。
いくら”前にならえ”がクラスで一番上手にできるようになっても、いくらピッピ、ピッピでクラスで一番上手に先生のあとを付いていけるようになっても、人としての道を忘れてはいけない。


写真は悪いことをしたお兄ちゃんたちのひとりだ。3つの大陸で少なくとも280の都市の2,100台を超える現金引出機からお金を盗みとったんだ。
ネズミのようにチョロチョロ現れては隠れていたけど、結局捕まって今は刑務所行きになっている。
いろんな国の、ハッカーと呼ばれる人たちのグループで、このお兄ちゃんたちは賢いかもしれないけど悪いことをした。
有線通信不正行為、コンピューター不正行為および個人情報の窃盗、ATMから金銭を盗むために詐欺のPINの使用、WorldPayシステム内の証拠隠滅、などやったんだ。
え、なんのことか分からない。パパもそうだ。分かればとっくの昔にハッカーになってるよ。
そうだ、お前たちにひとつ話をしてあげよう。今から80年も前のアメリカが舞台のお話。
賢いお兄ちゃんと少しそうじゃないお兄ちゃんが、二人して夢を持って農場で働いていた。賢いといってもこの悪いお兄ちゃんたちのように悪知恵ではなく、人が生きるうえで考えなくてはならないことをきちんと考えることができるという意味で知恵者だった。それはたくましく生きる知恵でもある。
二人の夢は小さな農場を持つことだったんだ。でもそこの農場主の色っぽいお姉さんに惑わされて夢は破れる。え、どんな色かって。もちろんパパも好きなピンクだよ。結局二人のお兄ちゃんたちは農場主たちに追い詰められ、そして賢いお兄ちゃんと少しそうじゃないお兄ちゃんの切なく苦しい友情が織りなす結末へと向かう。
泥臭い生き方かもしれないけど、捕まった悪いお兄ちゃんたちと違い、一生懸命生きる姿が描かれているんだ。
スタインベックという人が書いたんだよ。いつか君たちも読む機会があるだろうから本の題名を教えておいてあげよう。





ネタ元
Hackers indicted for 12-hour ATM attack that netted $9 million

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