巨人

今日のメモは晴れの舞台、ADSLでネットに乗っている。午前中に回線の配置換えがNTT局内で行われ、あとは個人の力でやるらしく、午後から診療の合間に設定にいそしんだ。インターネットというのは、回線がつながるだけではだめで、個々のパソコンの設定がなくては、外の世界とはつながらない。実はそれからが結構大変な作業。この間何度かネットの設定を変えたときも、わけが分からず、サポートにお世話になったが、今回もご多聞にもれず、何度もサポートに電話を掛けながらの作業となった。


 ところで技術サポートだから、当然神様のようにいつも正しく指導いただけると思っていたのだが、実際はちょっと違う。紆余曲折を経てある正常な作業を開始できたとき、振り返るとサポートの方のなかには、間違った指摘をされた方もいたなぁ、という経験が、インターネットを始めたときからなんどもある。そりゃ、単純な勘違いなんてのもあるだろうけど、結構基本的な点でのミスもあったような気がする。
 そもそもこんな複雑なシステム、ほんとに全部理解している人って何人もいないのじゃないだろうか。プログラマーたちが何ヶ月も準備したっていう、あのみずほ銀行のATMだってなんども狂っちゃったしなぁ。
 でも一方ではそれをすべて理解している人、できる人というとてつもない人もいるに違いない。いろいろな分野でそうした巨人みたいな人たちがいるからこそ、そこに群がる人々のなかに多少、たちの悪いというか、間違った人がいても、その分野はゆっくりと進み続けていけるじゃないだろうか。こびとの国に行ったガリバーのように、みんなが乗った船をゆっくりと引っ張っていってくれてるんだなぁ、きっと。
「巨人の肩に乗って」仕事をしているといった科学者がいたが、さながらボクなんかは巨人の足の爪に乗せてもらって、わぁーわぁーきゃーきゃーいいながら「進めぇすすめぇ」ってはしゃいでいるようなものかな。
 巨人といえば、あしたは偉大な人の誕生日。ひとりさびしくシャンパンでも用意しておくか。

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