毎日ゆっくりと時間が流れている。あまりゆっくり過ぎて診療時間と休憩時間の区別がなくなるほどだ。
だが地質学者は違う。どんなにゆっくりと時が流れても時代の区別をつけることができる。ネタ元の記事の表現を借りれば「地層には爆発的な地殻変動や氷河期の年代や種の大量絶滅の痕が刻まれている」からだ。
おかげで、オルドビス紀、シルル紀、デボン紀などのやっかいな名称が、学生たちを悩ますことになる。もちろんこうして時代名をメモできるのはネットで調べたからで、知っているのはせいぜいTV番組名の冠にもなっている(下記注)カンブリア紀と映画「ジュラシックパーク」で有名なジュラ紀ぐらいだ。
とはいえ時代の境目には大きな地球的変動があったのだというぐらいは理解できている。
その新しい年代が今、始まろうとしていると一部の地質学者たちが考えているという記事があった。
次の時代のとりあえずの名称は Anthropocene だ。 Anthrop は”人”を意味し、ocene は 年代をいい表す。つまり”人の時代”というような意味になるのだろうか。
素人理解ではあるが、より詳しい”紀”という時代区分の上に古生代、中生代などの時代区分があるようで、それに相当する大きな時代の捉え方をしているようだ。
パチスロやラブホと紛らわしい”新世紀”でなくてよかったという素人の発想とは無縁のこの名前は、人の営みによって時代が変わるかもしれないという考古学者の危機感を表している。
実はこの名称は化石燃料を使い始めた19世紀の産業革命のころから提唱されていたという。その当時から人が時代を変えてしまうのではないかという考えがあったのだが、その心配はまだまだ杞憂であった。
だが地球温暖化とともに海面は上昇し、たくさんの種が絶滅し始め、また太古の土砂において時代が変わるときに見られる炭素同位体の変化が現在の土にも表れている今、危惧が現実になろうとしているのではないかと、再びこの名称を提起している考古学者たちは考えている。
「今から何万年か先の考古学者に今の時代が考古学的にどういう風に捉えられるのか、考えなければならい」考古学者はそう語る。
確かにそうだ。
現在もし本当に人類が地球を怒らせてしまっているなら、それはきっと新しい年代の始まりだろう。そして運良く人類が生き延びていれば未来の考古学者はより詳しく”今”の年代を区別しそれに名前をつけることだろう。
もし生まれ変わってその議論に参加させてもらえるなら、反省の意味を込めてぜひこう提案したい。
(注)見たことないけど「カンブリア宮殿」
ネタ元
Geologists push for dawn of new age
ジコレス:
かぶっても分からないオチになってるな。
ぎゃはははーーーーーーーっ!
笑いました!ぶはは・・・・え?
オカンムリ紀・・?
カンブリア紀?ぜんぜん違うじゃん。
笑っていいのかな?(爆)
事前に母親に相談したのですが、オカン、ムリといってました。