フラッシュ

数年前にiPadを購入したとき、さっそくこの院長室にアクセスしたことがある。するとどうだ、メインのフラッシュ画像がなにも映らないではないか、
確かにこれまでジョブズさんに盆暮れの届け物をしてこなかった。でも彼だって年賀状をくれなかったじゃないか。これじゃ贈ろうと思っても住所さえ分からない始末だ。そんなふたりのわだかまりがあって、彼がいじわるしていると思っていたが、どうも勘違いだったようだ。
「HTML5で描く未来」という本にこう書いてあったのだ。


ジョブズによるフラッシュへの死亡宣告 の小見出しで始まる箇所にジョブズさんは2010年になぜフラッシュをサポートしないのかの考えをまとめた意見書を世に出しているというのだ。フラッシュがオープンでないことや仕様に問題があるらしい。おかげで本には「ここ数年でフラッシュを利用するサイトは激減するはすだ」とまで書かれている。
「HTML5で描く未来」の初版発行日は2013年10月10日になっており、まだこの本がいうところの数年は経過していないわけだが、そのうちこの「院長室」はネット海のガラパゴスになってしまうというのか。
今の仕様にいたるまで何年もの月日を要したのに、忘れ去った技術的ノウハウがたくさんあるというのに、残念でしかたない。
もはやサイトをリニューアルするができない医者としては、かくなるうえはフラッシュとともに討ち死にするしかない。
きっとガラケ医として名は残るだろう。

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