トランス脂肪酸

 恥らう心はもはや枯渇したと思っていたが、どうやらそうではなさそうだ。トランス脂肪あるいはトランス脂肪酸と呼ばれる脂肪酸があるらしいのだが、恥ずかしながら知らなかった。
 品質を保つため加工食品に混入されている物質だ。この脂肪酸の含有量を明示するよう呼びかけているBBCの記事があった。


 悪玉コレステロールを増加させる働きがあり、オクスフォード大学の研究ではこの脂肪酸から摂るカロリーが2%増えると狭心症などの心臓病が23%も増えたという。
 マーガリンやビスケット、ケーキあるいはファーストフードなどに含まれるこの脂肪酸は栄養学的にはゼロで、なくても全く差し支えのないものだ。
 事態はかなり深刻のようで、デンマークでは消費者が分かるような形で表示しないと使用できないようになっているという。
 国内での動きがつかめてないのだが、もう関係機関は対策を出しているのだろうか。恥知らずの院長のところには知らせなくていいだろうということで、クリニックには連絡が来ないのだろうか。
 もう恥を知ったから、ぜひ今後の対策を教えて欲しいものだ。
 とはいえ自衛策を練っておくのも大事なことだろう。一番簡単で確かなのは直接メーカーに問い合わせることだ。ただメーカーも情報を持っているはずだから、会社にとって不利なことは易々とは教えてくれないかもしれない。
 なかなか悩ましい問題をはらんでいる。
院長  「”この脂肪酸、使ってませんか”と訊ねる」
スタッフ「ふむふむ」
院長  「きっと”使ってません”と答えるだろう」
スタッフ「ふむふむ」
院長  「”本当に入ってないんですね”と聞き返す」
スタッフ「ふむふむ」
メーカー「”はいっトランス”といわれたときが一番悩ましい」
スタッフ「あと100年分は、恥の備蓄がありますね」

ネタ元
Call to label hidden fats in food

“トランス脂肪酸” への2件の返信

  1. ぎゃはははーーーっ!
    院長の記事は、いつもためになる、あるいは、なりそうなことが書いてあります。
    オヤジギャグ目当てに真ん中の記事を飛ばして読むのは止めましょう。(笑)

  2. >いつもためになる、あるいは、なりそうなことが書いてあります。
    いつも人をダメにする記事になってないか、心配です。

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