カンガルーラット


 どういうわけか、ネズミは大嫌いだ。だが写真のようなヤツなら許せるような気がする。もちろん部屋の片隅に突然現れれば直ちに保健所に連絡するだろうが、元来の生息地、アメリカの西海岸の渓谷で見かければ、思わずなでなでしたくなるようなヤツだ。
 カンガルーラットというらしい。


 このラットの生息数を衛星からの画像ナ判断しようというアメリカの科学者たちがいる。
 もちろんこんなちっこいやつらを衛星で直接捕らえらるわけではない。彼らは巣穴の周囲の草を食べ、その跡を草むらに丸く残す。それを数えようというわけだ。
 かれらを観察していれば、渓谷のなかの変化、たとえば外来種の草の割合とか、カンガルーラットをエサにしている動物たちの推移を把握できるということらしい。ネタ元の表現を借りると、彼らは「乾いた土地の主」ということになる。
 そのため今までも彼らの生息数を把握する研究が行われてきた。それは直接捕獲して数を推定したり、飛行機を飛ばしたりしての調査だったという。大変な労力を強いられた調査だっただろうことは想像に難くない。
 飛行中はビールさえ飲めなかったはずだ。
 それが衛星で代用できるというのだから、この衛星を使った研究は大きな一歩を踏み出したわけだ。
 とはいえ科学者の苦労はまだまだ続くだろう。残念ながらネタ元には衛星画像は載せられてないが、きっとそこには丸い穴のような形が浮き上がっているはずだ。それをひとつひとつ数える作業をしなければいけないのだから。
 そんな科学者たちの姿を想像すると、ビール片手でもいいなら手伝ってあげなければという思いがわいてくる。
 
 せめて丸い穴を数えるくらい酔っぱらいにさせてください。
 ネズミたちが食い散らし草むらに空いた穴の数を数えればいいんでしょ。いくら酔っぱらっていてもただただ数えればいいんだから、いくら穴が多くてもそれぐらいできるっしょ。


ネタ元
Scientists to use satellites to count kangaroo rats
 真偽のほどはさだかではありませんが、数え方のいわれがここに書いてありました

“カンガルーラット” への4件の返信

  1. (かいな)って、腕のことなんだ~
    ところで院長ネズミがお嫌いだとか・・・世界中のミッキーファンを敵にまわしましたね

  2. 腕が痒いときは、かいな、かいーな、というんですね。
    ところでTDLにはネズミ捕りはあるんでしょうか、知りたいところです。

  3. わははー、最後は北海道弁になってる。
    やけくそなんだろうか?(笑)

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