統計


 訳さなくてはならない英語の医学論文があり、ここ1週間、ひまがあれば目を通している。それに限らないのだけど、集団を扱った医学論文のなかで必ず出てくるのが、統計。χ2乗検定とかt-検定とかはなんとかついていけるのだけど、多変量解析とか cox hazard なんとかとかいうのになると、やろうとしていることはまぁ理解できるのだけど、具体的にどうするのかというともうお手上げ。論文なんかでも、統計ソフトを使ってやっているみたいだけど。


 で、この統計ってものすごく、スウガクゥゥって感じがするんだけど、なんとなくそうでもないのかなぁって文章が目に入った。ここのサイトの主催者は東大の統計に詳しい方のようで、珊瑚が二酸化炭素の減少に役立っているかどうかということについてフランスの海洋研究所の研究結果が出した否定的見解について疑義を唱えておられる。読んでも内容はよく分からんけど、どうも東大の勝ちってことみたい。
 それはいいとして、そのページの最初の図の少し下の方にこんなことが書いてある。
「学会場では表向きディスカッションを装いながら,お互い相手の意見を聞こうとする気持ちはさらさらなく,単なるディベートと化しているシーンをよく見かけるが,これは非科学的態度であり,アンフェアでもある」云々。
 地球惑星環境に関する国際シンポジウムでの話みたいだけど、えええエ絵っっ、もうひとつ栄てカンジ。
石器の捏造事件があったとき、考古学会というのは相互批判がなく、自分の考えだけを主張するところだという話を聞いたけど、それと一緒なわけ?べつに考古学が科学的じゃないとかいうつもりはないけれど、惑星とか絡んでくると、よりたくさん数学とかが出てくるような学会じゃないのかなぁって思ったわけで。
 今読んでいる医学論文の数学的検証はだれかしてくれているんだろうか。もちろんデータは捏造じゃないだろうけど、統計処理で結論が全く反対になるようじゃ、ちょっとこまる。
 ちなみに捏造されたとされる石器が、本当に捏造されたのか、そうでなければ何万年まえのものかを統計処理でもできるようなことがあったら、混乱の極みになるのかしら。
 もちろんネーミングは統計考古学学会。
「こんな土器はトウケイ、古代のものと思われません」
「なにいってんだ、そんなこといったらネツゾウ!」
って、やっぱり分けのわからない言葉が飛び交うのだろうか。

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