リンク


 今日ネットサーフィンしていると紀伊国屋出版の「ナレッジサイエンス」という本の紹介に行き当たった。そこにおもしろい文章があったので少し長いが引用してみる。
「統計物理では, さまざな格子上の頂点や辺がでたらめに結合してできる連結部分領域-中略-が,ある結合確率を境につな がって, 全体が1つになる現象について理論解析されている。
 例えば, 平面 内の点の場合, 平均で5本以上の辺を持てば,無限に広がった領域ができる. したがって, もし各人が確実に5人以上に話を伝えていけば,それは(あっ という間に)世間全体に広がってしまうのである.
 これを広告などの宣伝に 使えば効果は抜群であろうし(本書の内容のアピールにも出来れば協力して頂ければ大変嬉しいが),ウィルスなど悪意な目的に用いれば大きな被害を生む。


 著者らも, WWWのようなネットワークでは,一様にランダムな結合の場合よ り若干多い5本のリンクを平均的に持てば,全体の90%以上に情報が蔓延することや, 蔓延するまでの時間はネットワークの規模に依存しないことをシミュレーションを通じて見つけている」
 で今日のメモはこのリンクについて。
 この文を読んだとき、大学の先生で推理小説家の森博嗣さんのある小説で出てきた文章を思い出した。手元に本がないのでやや不正確かもしれないが、集団を作るとき欧米ではjoinを用い、いわゆる個が加わるというイメージがあるが、日本の場合は”混ざる”という表現にあるようなmix、いわゆる集団に混じって個をなくすというものを使っている印象があるというもの。確か森さんは農耕民族と狩猟民族の集団形成の違いまでに言及されていたはず。なかなか当を得ているような気がするのだが、それじゃあ、このlinkってのはなんだろうって考えたわけでして。
 ボクとしては、joinよりもより、たんにつながっているだけというイメージが強い。凹凸を差し込んで結合しているパイプののようなつながりがjoinで、陸と陸をつなげている橋みたいのがlinkという感じかなぁ。
 HPを作っててこのlinkというのは、情報を非常に豊にし、WWWを特徴付けるものだと思うのだけど、よく考えると情報だけのつながりであることは間違いないわけで、ある意味今風の希薄な人間関係の象徴なのかもしれない。
 相手がどんな人だか分からなくても、携帯でリンクし、メールでリンクできてるようだし。
 でもね、ボクとしてはやっぱ一緒に歌いながら、自転車漕ぐような仲間の方がたのしいなぁ。
 サイクリンク、サイクリンク、ヤッホーアッホーってね。

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