安請け合い

 今日、知り合いの県の医師会報を担当している先生から、原稿を書いてくれと連絡があった。なんでも二人分の原稿を取ってこなくてはならないらしく何件か依頼してみたが、断られたとのこと。その先生は、違う市に住んでおられ、勉強会などでよくご一緒して親交を頂いている。鹿児島の錦江湾遠泳大会などにも出ておられ、ボクより随分と先輩なんだけど、なにかと意見が合い、先生からも気に入ってもらっていると思っている。


 これはお手伝いさせて頂こうと、二つ返事で引き受けたのだが、電話しながらメモした日にちを確認すると、来週までになっている。それも原稿用紙4枚から8枚ということで、なるべく8枚近く書いてくれとのこと。おそらくノルマの二人分をこなせとのことじゃないかと、推測したりする。
 まぁとにかく引き受けたのだらか、なにか書かねばと、一太郎を立ち上げたのはいいけど、なかなかアイデアが浮かばない。テーマは「健康について」なのだけど、よーく考えると、日常、健康なんてほとんど考えていないことに気づく。
 あんなのは、空気と一緒で、なくなったとき初めてそのありがたみが分かるもの。風邪のときだって、寝込んでいるときは、ああ元気なのってすばらしいのね、もう二度と不摂生はしません、なんて感傷的になるけど、いざ治ってみると、殊勝な気持ちはどこへやら。またいつのまにか不規則な生活に戻っているもの。
 でもなんとか先生のきもちに答えなければ。
 安請け合いは、キンモチ ともいうしね。

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