2021年

年が明けた。とはいえ日にちが変わっただけ。この膨大な宇宙のなかの時間の経過のとてつもなく小さなひとつに過ぎない、などと国際宇宙ステーションのクルーは考えるのだろうか。

昨年は人生でとても困難な年であった。生き死にのことを考えなければならかったことから、個人的にとてもわずらわしいお金にまつわるごたごた。
そんな地べたを這うように生きている人がその窓から見える地球にいることを国際宇宙ステーションのクルーは気づいているのだろうか。

とはいえ、ほんの、ほんとにほんのわずかだろうが、わたしも宇宙にあるいろんな真理に読書や経験を通して触れることができる。
国際宇宙ステーションのクルーも、きっといくばくかの人生のごたごたを背負って生きているはずだ。

2021年のはじめ、なんとなく、そんなことを考えた。だからなんなのか、自分でも正直よく分からない。
分からないけど、命ある限り今年もいろんなことを知る努力をしたいと、心から思う。