酔歩

 今日、あまりなじみのない土地へ遠出しなくてはならない用事があり、車で出かけたときのこと。途中道が渋滞していて、それじゃだいたいこっちの方だろうと、ヤマ感で知らない道を選んだのが運のツキ。ホントにわけの分からないところに出てしまった。
 そのときふと思い出した。ランダムウォークってのがあったなぁ。酔っぱらいが一歩毎に前か後ろへ2分の1の確率でふらふらしていたら、さてn歩後にはどこにいるのでしょうかってやつだったはず。酔歩ともいうんだよな。
 ランダムな歩きでも統計的にはある類推が可能(下記注)だというのが、この話の意外性なんだと思うけど、やはりランダムドライブには当てはまらないようね。
 結局、かなり遅れての目的地到着になったんだけど、その用件というのは、ある方を最後に偲びに伺うというもの。ランダムウォークしていたボクの人生で、わずかにご一緒した方だったけど、ランダムウォークしていただけに、非常にご恩を頂いた。
 ご冥福をお祈りします。

(注) n 歩後の酔っ払いが,前後にズレている程度はnの1/2乗

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