東急ハンズ

先日耳栓を買ったときのこと。東急ハンズの入り口にある受付で、売り場を尋ねると、受付嬢は即座に3つのタイプ、すなわち、ひとつは水泳用、ひとつは工事現場などで用いる作業用、ひとつは家庭用で、それぞれどの階に売っているか説明してくれた。

寝るときに使いたいので、家庭用のものだと判断し、いわれた階まで足を運ぶ。そこでスタッフに尋ねたら、「ちょっと待ってください。あったかなぁ」などと少し頼りなさげで、ほかのスタッフと相談を始めた。やがてその階を仕切っていると思われるスタッフが商品を持ってやってきた。そうそう、欲しかったのはこんなやつ、と購入にいたったのだが、今日のメモは受付嬢について。

受付はエスカレータの横にあり、上に移動していく間に、のぞき趣味でなくても受付嬢のデスクをまるまる見ることができる。客に対応していないときは、たいていお嬢さん方はパソコンをなにやら操作しているのだが、ネットサーフィンでもやっているのかな、と漠然と思っていた。

でも耳栓を買った日から考えが変わった。考えてみて欲しい。いくつのアイテムを東急ハンズで売っているのかしらないが、べらぼうな数になるのは容易に想像できる。そのなかの耳栓を彼女は、タイプと売り場までまるまる記憶していたのだ。

実際にその階のスタッフさえあるのかどうか不確かなもので、そんなグッズなど年に何回も訊かれることはないだろう。

参りました。そして遊んでいるような印象を持ってしまい失礼しました。
きっと受付嬢は受付業務の勉強をされていたのですね、そうでないとあの神対応はできないですよね。

今から先、その腕前を一等級ハンズと呼んでもいいですか。