本屋とビール

先の土曜に家族で街に出かけたときのこと。ビュフェスタイルの夕食とオヤジだけ飲み放題のビールをたんまりあおって、さっそく子供らの情報を確かめに近くの大型書店まで足を延ばす。夕食まで一時解散していた子供らがその書店で本を物色していたとき、1階レジ近くのホールでビールを無料提供していたというのだ。

本当か、アベノミクス統計があやふやなこのご時世にそんなことはあるまい、と疑いながら見ると、なんとやっているではないか。
それも一時解散してからの時間経過を考えると数時間にわたって提供していることになる。
いくつか写メを撮ったが、1枚がうまく写ってなくて言葉で表現することになるが、コンビになんかでアルコールを買うときに二十歳以上かどうかを問うフリップを出される。冗談で「いいえ」を指さすと、お嬢さんは凜としてフリップに向けられたオヤジの指先を見つめたままぴくりとも動かない。
あ、この人本気なのね、と「はい」に指を置き直すと、にこりとして「新発売です」とビニール入りの缶を差し出しくれた。
もちろんかみさんとオヤジで2缶、オヤジは酔っ払った勢いで書店を出たあともう1回、指さして1缶ゲット。


 

 

 

 

 

家で新発売の味を確かめようとしたが、1缶空けても2缶空けても3缶空けても、すでに飲み過ぎていたのでよく分からなかった。
で、その翌日から考え続けていることがある。

なぜ、書店での提供なのだ。
本好きはビール好きだというビッグデータでもあるのか、それともビール好きが本好きというデータでもあるのか、なにが十分条件で、なにが必要条件なのか、訳の分からないまま2日が過ぎた。

諦め掛けてぼんやりと写メを見つけめいたとき、ふとひらめいた。なんとそこに答えがあるではないか。(画像をクリック)
新商品の名前は、本麒麟なのだ。
本屋で本麒麟、おねえさんも本気リン。

(って答えは当たっているの?もし当たっていればこれがまさしく、本当のこと ってわけ?)