恐れ

子供たちはこの父親を恐れている。夕食後、人生のきびしさを諭そうと、こっちに来るよう呼びかけても、あまりに恐ろしいのか、おもちゃから目と手を離そうとしない。その不遜な態度に業を煮やしこちらから近づくと、「パパ、くさーい」と逃げていく。それほどお酒臭い父親は恐れられている。
でもそれでいいのだ。子供のときに恐れを感じることは、将来犯罪者にならないために必要なことかもしれないからだ。

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お化け



ほらほら、これがお化けだぞ。ママがいった通り、夜のお庭は寒いけど、楽しいだろ。
バカな話をするだけがお父さんじゃない。お父さんは懐中電灯でお化けを作ることもできるんだ。ちょっとスイッチをスライドさせればお化けの口を動かすことも出来る。
だけどいいか、寒いからやめろといったママからきっとあとでしかられるのはお父さんなんだ。それを承知の上でお前達にお庭でお化けを見せているんだから、よくよく楽しむんだぞ。

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人生案内

ジャイアンツよいしょ新聞の”人生案内”というコーナーに今日「2歳半孫、人をかむ」という題がつけられた投書が寄せられていた。
”2歳6ヶ月の孫が最近やたらと人にかみつき、心配して”いる60代男性からの相談だ。回答は次のようなものであった。
”原因は二つ考えられ、ひとつは言葉が未発達なため自分の意志をかみつくことで表現しようとしているのではないか?ある程度言葉をしゃべるようになってもかみつくなら、なにかのストレスが考えられるので環境をもう一度チェックしてみては?”

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囲碁

 いつ登録したかまったく忘れてしまったのだが、cleansmell というIDを持っている。”clean(クリーン)”は”清潔な”、”smell(スメル)”は”香り”だ。つまり”清潔な香り”という意味だが、なぜそんなものにしたのか、これもまったく記憶にない。きっと深い意味などなく飲み屋さんあたりの女の子から”オヤジ臭さぁ”なんていわれ、それがトラウマになってこんなIDにしてしまった、なんてのが関の山なんだろう。

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資本論


一昨日、”資本論も読む” ( 宮沢 章夫 著 幻冬舎)という文庫のエッセイを急ぎ読了した。なぜ急いだかというと、もう一冊読みかけの本があり、それを週末ゆっくりと目を通したかったからだ。そうはいっても資本論を読み物として読むという視点で展開されるこなれた文章はなかなか味わい深いものがあった。

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夫婦考


 夫婦仲が人の進化に与える影響などというものがあるのだろうか、そんなことを考えさせられる記事があった。
 米国の研究者らは、長年連れ添っても死ぬほど相手のことが好きだと宣言する夫婦の脳と、つきあって間もないカップルの脳に類似点がないかfMRIという脳機能を見る機器で調べていた。すると脳の腹側被蓋野という領域の活動がともに活発であることが分かったという。

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定数反応2


 以前、定数反応という題でメモしたことがある。
 quorum reaction という英語を「定数反応」と勝手に訳したものだが、どの国際学会からもクレームが来ていないので間違ってないのだろう。
 定数反応とは、集団のなかである数の個体たちが動けばそれにつられて他の個体が動く反応だ。
 正直この定義も正しいのかどうかあやふやなのだが、同じくどこからもクレームが寄せられてない。もし間違っていれば、たった今、定数反応学会を発足させたい。
 いづれにしてもそんな反応は経験的にありそうだ。

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定数反応

 この定数反応という言葉、実のところこんな言葉があるのかどうか知らない。念のためネットで引いたが一件もヒットしないからきっとないのだろう。
 ではなぜそんな言葉を題に用いたのか。ひとつはビールの勢いもあるが、それ以上にネタ元の記事に書かれていたという心強い根拠があるからだ。
 そこでの表現は ’quorum response’ というものであった。
 quorum というのは議会などの定足数を意味するらしく、response は反応だ。つまり定(足)数反応とでも訳すべき言葉になる。きっと世界初の訳だろう。世界初の間違いである可能性も大であるが、言葉の意味するところを紹介するとこんな具合になる。

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パレイドリア


 「人は怒った顔のクルマを好む」という題の記事があった。そこでパレイドリア(pareidolia :変 像)という名前を初めて知ったのだが、錯覚の一種で見た物が実際のものとは違う何か他のものや人 などに見えたりすることを意味するらしい。
 カミさんが鬼に見えたりビールがキリンに見えたりするようなものだろう。

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