床屋

 今日、散髪に行った。短い髪なので、数ミリ伸びても目立つ。それだけでなく、理容師さんにいわせると毛の立ち方がまっすぐらしく、伸びてくると短くてもすぐに寝癖がつく。そのため月に二回は通わなくてはならない。
 若い頃は長髪で、肩に届くまで伸ばしていたときもあった。
 髪を短くして何十年が経っただろう。振り返れば、髪を切ったときに、それまでの若者に特有の向こう見ずな勢いも捨て去ったのかもしれない。
 その代わりにこじんまりとした日常を手に入れた。
 きっと多くの人がこうしたトキを経て、やがて朽ち果てて行くんだろう。
 彼はどうだったのだろう。あの長髪のまま、人生を全うできたのだろうか。
 誰にもそれは分からない。ただ、はっきりしてるのは、彼の時間が突然、止まったことだ。
 床屋のレジの横には結末を伝える号外が置いてあった。
 今度行くときには、もうそれは片づけられている。その場所にはミニコミ誌でも置いてあるのだろう。
 なにを学べばいいんだろう。果たして悲しみなのか、憎しみなのか、非難なのか、苦しみなのか、分からない。
 分からないまま、これから先も月に二度の床屋通いは続く。

香田証生さんのご冥福をお祈りします。

四文字熟語

 人から聞いた話。
 人に四文字熟語をなんでもいいからいってもらうのね。自分でも一度やってみると分かるけど、すぐなにか出てくるはず。
で、「ほかには?」と考えてもらう、あるいは考えてみて。
 きっと最初の熟語より少し思い浮かぶのに時間がかかるじゃないだろうか。まぁすぐ出てくるかどうかは関係ないんだけど。
 なにか思いつきました?
 じゃあこれをクリックしてみて。

予知

 マイノリティーレポートという映画のビデオを見た。数人の予知能力者が未来に起こる殺人事件を察知し、主役で警官役のトムクルーズがそれを未然に阻止するというのが大きな筋。それにいろいろ話が絡んでいくんだけど、まぁそれは見ての楽しみということで。
 でもどんな風に予知能力が現れるのかをいくつか紹介すると。

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 サッカーのアジアカップで日本が優勝した。過去の戦争の傷を今も引きずっていて、いろいろ難しい問題を抱える試合になったみたいだけど、それにしても、サッカーってなんであんなに熱くなるんだろう。
 にわかスポーツファンだけど、全く理解できない。
 想像するに、他のスポーツと違って一点がなかなか取れないところに、熱くなっていく要素があるんじゃなかろうか。野球みたいに”一回の攻撃で5点入りました”ってなことも、そんなにめずらしくなければ、負けてても、それほど熱くならずもうすこし冷静に観戦できるような気がするんだけど。
 でもね、やっぱりたかが一点と思うのね。今回の試合だって、たった2点差だったわけでしょ。通ってる中古CDショップなんか、100点集めないと、割引が効かないのよ。
…なんていっても理解してもらえないか。
 一点で、二転三転、有頂天、ってな交通標語的解釈で、今日のメモ、さっさとおしまい。

文学

 スタッフが遊びで近代日本文学の題名、作家名の上げッコをしていたので、聞いていたら思い出したこと。
 石川啄木の、
「たはむれに母を背負ひて そのあまり軽きに泣きて 三歩あゆまず」
って歌があるよね。あれ、中学校のとき授業で先生に当てられて、どういう状況を歌ったものなのかと聞かれたことがあるのね。アホな中学生院長は席から立ち上がり、こういった。

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四文字熟語

 人から聞いた話。
 人に四文字熟語をなんでもいいからいってもらうのね。自分でも一度やってみると分かるけど、すぐなにか出てくるはず。
 で、「ほかには?」と考えてもらう、あるいは考えてみて。
 きっと最初の熟語より少し思い浮かぶのに時間がかかるじゃないだろうか。まぁすぐ出てくるかどうかは関係ないんだけど。
 なにか思いつきました?
 じゃあこれをクリックしてみて。