じゃれあい


カミさんとの関係で悩んでいたら思考がはたと止まってしまった。双子の子供らがそばでまるで子ザルのようにじゃれあい始めたからだ。
お互い寝っ転がり、手足をばたつかせながら、片方があるときは上になりあるときは下になってキャッキャいいながら触れ合っている。本当に楽しそうに遊ぶ姿は微笑ましく思うのだが、すぐに心配になる。数分後、かならずといっていほどけんかになるのだ。

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親指姫



寝不足のせいか最近、白昼夢を見るようになった。
今日も科学サイトの記事をながめていたとき、意識がぼやけてきた。
記事の内容は携帯メールなんかを指でせっせと送っていると近い将来、疲労障害が起こるぞ、と警告するもの。とくに若者に向けての人間工学研究者からのメッセージになっている。肩と背中を固定させて指だけを早く動かすという点で携帯のタイプはコンピュータのタイピングと類似しており、コンピュータ作業で現れる疲労障害-手根管症候群や滑液胞炎、腱鞘炎など-と同じことが起こるに違いないというのだ。

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ワクチン


新型インフルエンザのワクチン接種が始まった。こんな弱小クリニックにもワクチンが届けられるのはありがたいのだが、心の奥底で感じるものがある。自分はこのワクチンのどれほどを理解しているのか、すべてを理解できないのにそれを実践しようというのか、そんな悲哀にも似た疑問が心の奥底でうごめくのだ。

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父の日


 父の日を迎えるにあたりある不妊治療専門家がノートパソコンを膝に乗せての使用について新たな警告を発している-こんな書き出しで始まる記事があった。
 ああ、そういえば今度の日曜は父の日だ。我が家では幼い双子の子たちから父の似顔絵と称するきっとなにがなんだか分からない絵でもプレゼントされるのだろう。もちろんカミさんの差し金に違いないのだが、それはそれでうれしいものだ。なにか彼らにお返しをしなくては。

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ヒブワクチン


 父親の威厳などそのうち失墜してしまうものだ。そのときのために双子の子らにはうんと恩を売っておかねばならない。うまくいけばその恩を盾に、地に落ちた威厳を彼らがさらに踏みつけようとするのをなんとか防げるかもしれない。
 その一つのチャンスがやってきた。

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粘着テープ



 今日のメモはレントゲンという大いに医学に関係するものだ。そもそも医学とは自然科学と社会科学が絡み合ったものと理解している。
 たとえばメタボの治療を考えてみる。
 化学は自然科学のひとつだ。水素と酸素が結合すればいつでも水になる。そうした法則を土台にメタボの薬が作られるのだ。
 一方、社会科学はおもむきが異なる。ビールと枝豆が結合すればいつでもメタボになる、とは限らない。そこにはカミさんとのストレスや院長の知らないことを質問をしてくる患者へのストレスなど社会でのいろんな要因が絡まっている。
 メタボにはこの二つの側面を考えながら臨む姿勢が必要だ。そういう意味で医学は自然科学と社会科学が絡み合ったものなのだ。

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廉価

 実用的な医療関連の記事があった。
 プラシボという偽の薬がある。効能はないはずなのに心理的側面が影響してそれなりの効果を得ることができる薬だ。
 医療とは無縁の方にも広まりつつあると思われる言葉で、そのうち院長がプラシボ医者と呼ばれる日もそう遠くはないだろう。
 そのプラシボも値段が高い方が廉価なものより効果があるという。

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インフルエンザ


 ここ数日、九州でも寒い日が続いている。
 寒いのは嫌だ。なによりもビールがまずくなる。そんなビールでも慣れてくるとおいしく感じるから不思議だ。
 
 そんな不思議な冬物語りのひとつに加えてもよさそうな話があった。インフルエンザウイルスも寒がりなのだという。

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日光とクシャミ

 今日は恥を二つ告白したい。
 暗いところから急に日の当たる場所に出ると、クシャミがでる人がいるらしい。ネタ元の記事によればおそよ3人に1人がそうしたことを経験しているという。
 ということで、まず第一の恥。医療に従事しながらもそんなことはまったく知らなかった。
 でもカミさんに聞いてもそんなことはないという。離乳食を口にし始めた子供たちに聞いてもなにも答えない。3人に1人はいるはずなのにそのウラは取れなかったわけだ。これはうさん臭い話か、と思いながら読んでいるととんでもない。かのアリストテレスもこの現象に考えを巡らしていたというのだ。

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